昨日に続いて、映画の紹介です。

というよりも、昨日の映画「サード・パーソン」が、僕のつぼにはまったために、その監督と脚本を担当した、ポール・ハギスという人にとても興味を持ち、別の映画を観ました。

「クラッシュ」という映画なのですが、人種差別が激しい時代のロスアンゼルスの数日間を切り取った内容です。

二本しか観ていないので何とも言えませんが、彼はとても人間を観察し、ひとりひとりの心の葛藤を描くことがとてもうまい人だなと感じました。

この映画も、とくに胸のすくようなエンディングが待っている訳では無いですが、問題が山積みの中でも、ホッとする瞬間があり、それによって観ている僕たちの心が温まる時があります。

人生に正解も間違いもありません。

一生懸命生きればなんとかなるというものでも無いはずです。

辛いことがあれば、楽しい時もあり、生まれて死ぬまで、たぶんそれの繰り返しなのでしょう。

当たり前のことなのに、あらためてそう思うきっかけをくれた映画監督でした。