アマゾンでプライム会員になるとプライムビデオが、無料で視聴できるのですが、その中の番組に「カリギュラ」というのがあります。
今田耕司さんと東野幸治さんが二人で司会を勤めているのですが、コンセプトは、地上波では企画段階で放送できない内容のものをいろいろと放送し、オブラートで覆われた現代社会に警鐘を鳴らすといったものです。(多少悪ふざけをしている企画のときもありますけれど)
その企画の中に「東野○○を狩る」といったものがあり、鹿や猪などをプロに同行し、捕獲から肉にして食べるまでの一部始終を放送するものがあります。
動物の皮を剥ぎ、内臓を取り出すシーンなどは、ショッキングではあるのですが、スーパーに並ぶ肉は、全てその工程を経ているわけで、それを観ていて思ったのは、今の社会には、真実と体裁とが入り組んでいるということでした。
食料品に限らず、いろんな分野でそんなことが起きているでしょうし、僕がやっている性風俗もまさにそうだと思います。
人類が存続していくためには、子孫を残していかなければいけないのにも関わらず、その行為自体を汚らわしいもの、隠しておくものといった扱いになっていて、それに関連した仕事や働く人たちも社会的に蔑視されています。
東野さんが、肉を食べ、おいしいと口にするたびに、命の尊さを狩りによって実感したからこそ、より味わい深いものとなったのではないかと思います。
そんな姿を観ていて、性についても、表面的なことだけで判断せず、その根底にある大切なものを理解してもらえるよう、これからも活動を続けて行きたいなと思いました。