小学生の頃に家庭科だったと思うんですが、なんかの調査で1日にテレビを観る時間を報告することがありました。
僕にとっては忘れもしない1日となったのですが、皆の平均時間が2・3時間に比べて僕はたぶん8時間ぐらいだと報告しました。なんてテレビが好きなんだろうって。
校長先生になろう!と思って最初に購入した藤原和博さんという民間出身の中学校校長のポリシーとしては、テレビは1日1時間にしてくださいと親に徹底しているそうですから、僕なんかはどうすればいいんだろうって感じです。
その僕が一身上の都合により現在はテレビのない生活を半年以上も続けています。
なければないでなんとでもなるな~っていうのが正直なところなんですが、テレビが子供の成長にとって害になると決め付ける考え方にはどうも納得がいかないな~とも思います。
前置きがすごく長くなりましたが、ヤフーのニュースに進学塾の講師が書いた本が売り出されたというのを見て、その著者である林修さんについてyoutubeなどで拝見しました。今更だと思われるでしょうけれど、テレビのない生活はある意味浦島太郎のおじいさん的な体験も出来ます。
中居正広さんの金スマの映像しか見てないのですが、彼の言葉のなかに人生の目標を見つけるのは努力して積み上げていくということではなくて、多くの選択肢の中から削っていくことだと言った内容がありました。
東大を卒業したにもかかわらずギャンブルにのめり込み1000万円以上の借金を抱える生活を送った人が発信しているからこそ、胸に響くのかも知れません。
僕の場合は多くの選択肢をそぎ落として今があるという訳ではないのですが、自分自身まったく予想もしなかったところに残っていたものが、自分のやるべきものだったんだと発見できました。
子供を育てていくときに親の役目はなにかと考えてみるとライオンが子供を崖から落とすではないですが、ある程度の危機感を与えることではないかと思います。
結局は自分で解決するしかないんだよということを早い時期に気づかせることなのかと。
僕は母親だけで育ったとはいえ、親がいないということ以外はなにも不自由さを感じることがない生活を送らせてもらいました。大学を出てからも波乱万丈の人生を送ってきたとはいえ、いつも親のサポートがあったのです。
それがいいのか悪いのかと言えばよかったといえるのですが、もっと早い時期にサポートが無くなっていればまた違う人生を送っていたことでしょう。
オルタナティブ教育などでは、子供の可能性を出来るだけ邪魔することがないような教育方針を立てている学校が多いと思います。
いろんなことに興味を持ってその中から自分に一番合うことを追求することが、その子供にとって一番いい方法とされているようです。
僕はいつも生まれたときが一番完全な状態であってそれに近づきたいと思いながら邪魔なものをそぎ落とそうとしています。それは既存の教育制度や親のしつけ、仕事の環境などによって刷り込まれてきたことであるのかもしれませんし、自分が楽しいと思って見てきたテレビや漫画、小説などから吸収したものであるのかも知れません。
「いつやるか?今でしょう」という言葉は今年の流行語大賞にも選ばれるような勢いだそうですが、そんなに気合を入れる必要はないと思っています。
やろうと思ってやってもあまりうまくいかなくて、たぶん必要に迫られたときや楽しくて楽しくてしかたのないことが目の前に現れて無意識にやり始めたことが、結果として残るような気がします。
林先生の言葉に影響を受けて自分の道を進んで行って手ごたえを掴む人もいると思います。それはそれでとても良いことだと思いますし、なんの疑問も持たずに日々を安穏と暮らしている人もそれでいいと思います。
ただ、選択して行動するのであれば人に頼るのではなく自分の声を信じることが一番自分にとって心地よい結果をもたらせてくれる方法だと思います。
いつやるか?
それは自分が本当にやりたいと思ったときでいいんじゃないでしょうか。
最後にクレイアートの動画を紹介します。
ひとつの塊から削っていくことで、最終的に形となるのですが、人間もそぎ落としていくことで形になるんじゃないのかとふと感じたので・・・。
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