もしも○○なら……
そんな風に思うことは、よくあります。
ほとんどの場合は、重要な選択を迫られたときや挫折したときに遡って、あの時、別の道を選んでいたら……、などと考えている時でしょう。
これまで、過去に戻ることも未来に行くことも出来ないのだから、そんなことを考えるのは何も意味が無いと思っていたのですが、よくよく考えてみると過去を憂うことも未来に期待を持つことも生きる為に必要なことなにかも、と、最近、思うようになりました。
いくら今を楽しめばいいと言っても、現実を直視してみて、とても楽しめる状況でなければ、一旦そこから逃避し、未来に期待を持つことで今を生きる為のエネルギーに変えることもあるはずです。
また、変えようのない過去を思い出すことは、自分の未来をいい方向に進めるために必要なことなのかも知れませんし、どんな過去であっても、今の自分を形成している要素のひとつであることに、間違いないはずです。
もし、あの時、○○だったら……。
そう思うのは、けっして後ろ向きではなく、むしろ前向きに生きる為の魔法の言葉だと思ってみてもいいかも知れません。
これからの人生を、自分の想像以上に楽しく送るための魔法の言葉。
過去を憂うのではなく、過去にもワクワクする。
そんな風に思うことが出来れば、これまでとは違う今を体験できるかも知れません。