サロゲートパートナー

夫婦問題や性についての悩みをサロゲートパートナー(代理恋人)が解決いたします。

カウンセリング

もしも○○なら……

そんな風に思うことは、よくあります。

ほとんどの場合は、重要な選択を迫られたときや挫折したときに遡って、あの時、別の道を選んでいたら……、などと考えている時でしょう。

これまで、過去に戻ることも未来に行くことも出来ないのだから、そんなことを考えるのは何も意味が無いと思っていたのですが、よくよく考えてみると過去を憂うことも未来に期待を持つことも生きる為に必要なことなにかも、と、最近、思うようになりました。

いくら今を楽しめばいいと言っても、現実を直視してみて、とても楽しめる状況でなければ、一旦そこから逃避し、未来に期待を持つことで今を生きる為のエネルギーに変えることもあるはずです。

また、変えようのない過去を思い出すことは、自分の未来をいい方向に進めるために必要なことなのかも知れませんし、どんな過去であっても、今の自分を形成している要素のひとつであることに、間違いないはずです。

もし、あの時、○○だったら……。

そう思うのは、けっして後ろ向きではなく、むしろ前向きに生きる為の魔法の言葉だと思ってみてもいいかも知れません。

これからの人生を、自分の想像以上に楽しく送るための魔法の言葉。

過去を憂うのではなく、過去にもワクワクする。

そんな風に思うことが出来れば、これまでとは違う今を体験できるかも知れません。

施術の帰り道で、どうしたら余裕を持てますかと尋ねられました。

彼女は既婚者で、現在の生活でかなり息苦しさを感じていて、離婚も真剣に考えるほどでした。

初めに話をお聞きしているときも、彼女が息が出来ないほどの環境に置かれているとひしひしと感じます。

質問自体は簡単ですが、その答えを出すのは、駅までの時間では足りません。

僕は苦し紛れに、何か楽しいことに意識を向けるといいのではといった返答をしたような気がします。

心に余裕を持つためには、いろんな要素が絡んできます。

経済的なこと。

子供のこと。

親のこと。

職場や近隣、その他の人間関係。

自分の容姿や健康。

愛情と性欲。

それら全てが満たされていると自然に余裕が生まれることは間違いないでしょうけれど、全てを満たしている人などほとんどいないはずです。

余裕を持つために必要なことは、自分が一番大事だと思っていることが、満足な状態であるということではないかと思います。

自分にとっての一番が何であるか。

主婦であれば家族や夫婦関係が一番大切なものになると思うのですが、それがギクシャクするどころか、息もできないような状況になってしまうと肉体や精神に支障をきたす原因ともなります。

そこを修復するために努力することを否定しませんが、それよりも現況を受け入れ、その中で新たに大切なものを見つけるほうが、簡単なような気がします。

どんなにお金があっても、常に何かに追われるような生活を送って余裕の無い人もいれば、その逆もあります。

健康で楽しいことを楽しいと思い、美味しいものを美味しいと感じる感覚を持つことが出来れば、余裕が生まれた証拠になるのではないでしょうか。

悩みが原因で食事も喉を通らず、眠れないといった状況になり、健康まで害してしまう場合があります。

悩みは人それぞれだと思いますが、確実に言えることは、その人にとってその悩みが一番だということです。

もし今抱えてる悩みから抜け出したければ、それ以上の悩みを抱えることです。

夫婦関係や恋愛問題、仕事や育児などいろいろ悩んでいたとしても、余命が数ヶ月だと医者に宣告されれば、それまでの悩みなど吹き飛んでしまうことでしょう。

自分が今抱えている悩みを第3者として客観的にみてください。

もしかするとそんなことで悩むなんて、幸せな人だなと思うかも知れません。

子供の頃は、死んでしまいたいぐらいに思っていた悩みも、今から思うと笑ってしまうようなことばかりです。

僕は走るのが遅かったので、運動会の徒競走がとても嫌でした。

出場したくないために運動会を休もうと思ったことは何度もあります。

あなたが今抱えている悩みは、あなたにとって1番の悩みです。

人生で1番の悩みなんです。

あなたの人生は、それほど悪くないと思いませんか。

今の生活を変えたい。

自分自身が変わりたい。

体重を減らしたい(増やしたい)。

誰でも一度は、現状からの脱却を考えたことがあると思いますし、現在進行形の方もいらっしゃることでしょう。

リピーターさんはご存知ですが、僕は痩せる痩せると100万回ほど言っていますが、ほとんど変わらないどころか逆に太ったりもしています。

痩せたいと本気で思っているのに何故痩せないのか。

それは自分の人生の物語を書いている作者が、今はこのままで構わないと思っているからです。

イチローのような偉大な野球選手になりたいと必死で努力しても、なるのは宝くじで7億円を当てることよりも確率が低く、なれない人たちの人生の物語を書いている作家は、別の道を選択させた主人公を描くのです。

努力はいつか報われるとか、練習は嘘をつかないとか言っても、徒労に終わったり、ヒットが打てないことなど当たり前のように起こります。

それは自分の努力が足りない訳ではなく、作家がそれでいいと思っているからです。

もしかすると別の道を選択するためにそうしているのかも知れませんし、努力のやり方が間違っているのを気づかせるためなのかも知れません。

また、別に偉大な選手にならなくても、日々一生懸命に生きたということが重要なのだと教える為なのかも知れません。

現状からの脱却が出来ないでもがいている人がいたら、自分を責めるのではなく、作家の考えを推理してみてください。

今はその時期ではないだけなのか、死ぬまでそのままなのかは判りませんが、脱却するときは自分が意識しないでも脱却できます。

それはおおむね自分の意志によるものではなく、まったく予期せぬ外的な要因が関係していることが多いはずです。

僕のダイエットも外的要因のおかげで、成功しそうな流れになってきているみたいです。

先日、しつけとして山中に子供を置き去りにした話がありました。

いろんな偶然(ラッキー)が重なって助かったといった報道が目に付きましたが、助かった一番の原因は、保護された少年の行動につきます。

不安を抱えていたはずだとは思いますが、とにかく前進していけば明るい光が見えるはずだと本能的に思ったのかも知れません。

大人になればなるほど恐怖心に煽られて、まったく動けないか、自分の進む道が正しいと思えず、少し歩いてはまた違う方向に向かってしまいます。

現実世界で大人が山中に置き去りにされることはそうそうありませんが、自分の心の山の中に自分自身を置き去りにしている人はとても多いような気がします。

今は幸せだけど、将来不幸になるかも知れない。

今は健康だけど、将来病気になるかも知れない。

一緒に居ると楽しいけれど、相手の気持ちがよく判らない。

おいしいものを食べるのは好きだけど、太ることを気にして食べれない。

例を挙げていけばきりが無いはずです。

迷走する原因は、周りの環境ではなく、全て自分の心の持ち方です。

目の前の現実を楽しむことをせず、将来訪れる不安に向き合っているのです。

複雑な社会を生きていくためには、慎重にならざるを得ないという人もいるかも知れませんが、複雑だと思っているのも迷走のひとつです。

自分が楽しいか楽しくないか。

その基準さえ持つ事が出来れば、生きていくのはそれほど難しくないはずです。

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