先日、しつけとして山中に子供を置き去りにした話がありました。
いろんな偶然(ラッキー)が重なって助かったといった報道が目に付きましたが、助かった一番の原因は、保護された少年の行動につきます。
不安を抱えていたはずだとは思いますが、とにかく前進していけば明るい光が見えるはずだと本能的に思ったのかも知れません。
大人になればなるほど恐怖心に煽られて、まったく動けないか、自分の進む道が正しいと思えず、少し歩いてはまた違う方向に向かってしまいます。
現実世界で大人が山中に置き去りにされることはそうそうありませんが、自分の心の山の中に自分自身を置き去りにしている人はとても多いような気がします。
今は幸せだけど、将来不幸になるかも知れない。
今は健康だけど、将来病気になるかも知れない。
一緒に居ると楽しいけれど、相手の気持ちがよく判らない。
おいしいものを食べるのは好きだけど、太ることを気にして食べれない。
例を挙げていけばきりが無いはずです。
迷走する原因は、周りの環境ではなく、全て自分の心の持ち方です。
目の前の現実を楽しむことをせず、将来訪れる不安に向き合っているのです。
複雑な社会を生きていくためには、慎重にならざるを得ないという人もいるかも知れませんが、複雑だと思っているのも迷走のひとつです。
自分が楽しいか楽しくないか。
その基準さえ持つ事が出来れば、生きていくのはそれほど難しくないはずです。
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