サロゲートパートナー

夫婦問題や性についての悩みをサロゲートパートナー(代理恋人)が解決いたします。

2016年02月

著者は15歳のときのレイプ体験から、摂食障害とうつ、アトピー性皮膚炎などを体験し、セックスそのものへの嫌悪感が抜けなかったそうですが、マスターベーション(ひとり宇宙)というものを通して、自分を愛することが出来るようになり、トラウマとなっていたセックスを克服できるようになったそうです。

マスターベーションやセックスの捉え方を女性目線で詳しく説明されていて、快感を得るということだけでなく、幸せを手に入れるための手段としてとても参考になります。

とくに「ひとり宇宙」と銘々したマスターベーションは、女性にしか理解できない内容になっていて、僕の性感マッサージにもかなり影響が出るような気がします。

この本の中で一番印象に残ったのは、エピローグでした。

2012年にそれまでのレストラン勤務から性について活動をしようと決心されたときに、講演家の古市佳央さんと出会い、自分の過去をたくさんの人の前で話す機会を得たそうです。

忘れたい過去を大勢の前で話すのは、とても勇気の要ることだったのですが、「話す」が「放す」ことにつながり、自分の過去を受け入れ、自分を認めることができるようになったそうです。

自分に自信がないとか人からどう思われているか気になるとか、とにかくいつも不安を抱えている人は、まず自分自身を愛することから始めるといいとこの本でも言っています。

愛するためには、自分と本気の会話をするのが必要なのかも知れませんね。

「ひとり宇宙」はその為の舞台になりそうです。性に対するトラウマや嫌悪感を抱えていらっしゃる人は必見です。

このブログでよく行動を起こしてくださいと言ってますが、行動を起こせる人となかなか起こせない人の違いについてあまり考えたことがありませんでした。

今回はその違いを探るためにまず行動を起こす原動力とはいったい何だろうというところから考えたいと思います。

あれこれ考えてみた結果、一言でいうと「傾き」です。

傾いた皿から水が流れるように、ある一定の角度以上に傾く(精神状態が不安定)と自然に動き出すのだろうと思います。

不安定といっても、悩みや不安を抱えているといった負の状態だけではなく、起業するとか結婚をするとか、前向きな精神状態も心が高揚して安定を失っている状況も含みます。

明からに心が安定していない状況であっても、心の皿の水はこぼれ落ち出していなければ行動までにいたりません。

そのうち皿の角度がもとの水平に戻るだろうといつまでも待っている人もいます。

また皿の中に入っているものが、水のようにほとんど抵抗がない物質であればすぐに流れ出すでしょうけれど、粘着性のあるような物質なら結構な角度に傾いてもなかなか皿から流れ落ちないこともあります。

思い立つとすぐに行動を起こす人は、サラサラの水が入っているのだと思います。

現状を変えようと行動を起こすのはいいと思うのですが、ただ同じ場所をくるくると回っているだけのときがあります。

自分では未開の土地に足を踏み入れたと思っていても、大きな視点でみるとそれほど大差はないといったこともあります。

今は辞めてしまいましたが、僕が起業してからの10年がほぼそんな感じで、自分では必死に動き回っていたつもりが、ハムスターのように滑車の中で走っているのと同じような状況でした。

行動を起こすときは、傾きと中身と方向に注意されることをお勧めします。

「勃たなくてもよし、挿れなくてもよし、イカなくてもよし」

この本の結論は、これです。

著者は大学を卒業後、中医学を学ぶために中国に留学し、房中術と出会いました。

房中術とは、中国の伝統的な性医学なのですが、そこで紹介しているセックスは、気の流れを重視して、深い快感と愛情を味わうと同時に健康を手に入れるためのものであると定義されています。

フロー・セックスのフロー(FLOW)は気の流れを表し、それを重視するセックスのことです。

この本の中で印象に残ったのは、「瀉」(シャ)のセックスと「補」のセックスです。

瀉というのは、溜まっているものを出すという意味で、射精をゴールとするセックスが、シャのセックスといえます。

対して補のセックスは、その行為によって自分に足りないものを補うという意味があります。

よく施術の最中や終わってから、依頼者の女性に疲れませんかとか、イカなくて大丈夫なんですかと心配されるのですが、いつもイク以上の満足感を得ていました。

しかしそれをうまく説明することが出来なかったのですが、たぶんこの本に書かれている補の関係になっていたのだということがわかりました。

残念ながらほとんどの人はシャのセックスしか経験していないはずです。

とくに男性の9割以上は、出すということに執着し、それが終わるとあとはほったらかしなのではないでしょうか。

2歳児がおもちゃで遊んでいるときと同じです。

女性は挿入されることも必要だと思いますが、ただギュッと抱き合ったり、髪を優しくなでられたり、手をつなぐ行為だけでも満足することが出来ます。

準備も出来ていないうちに無理やり挿入されるよりも、優しさを表現するための接触のほうが、満足度が間違いなくあがるはずです。

著者は、鍼灸師で、気孔に詳しいかたなので、セックスの際にどのように気を意識することが大切なのかを説明しているのですが、専門的にならずとも、相手を愛おしいと思う気持ちさえあれば自然に出来ることばかりです。

タクティリスは気に対してはほとんど言及していませんが、その場の空気を読むということも気を意識するということになるような気がします。

セックスに対するたくさんの事例が、Q&A方式で解決されているのも判りやすくてためになりました。

疲れているから今日はダメ!

なんていういい訳は、補のセックスをマスターすることが出来ればどこかに消えてなくなることでしょう。

若さと健康のためにも、フロー・セックスは役立ちそうです。

よくよく考えてみると人生においてハッピーエンドとはこれだという正解は無いような気がします。

映画であれば様々な出来事があり、最後に主人公が幸せになってエンドロールが流れれば観客はハッピーな気持ちになります。

しかしそれは人生の一時期でしかありません。

そこからまた試練が待ち受けているかもしれないのです。というよりもほぼ100%に近い確率で、別の試練と遭遇することでしょう。

自分の人生を思い返してみても、ある時期を切り取って映画にすれば、ハッピーエンドで終わらせるストーリーを作ることは可能です。

そう考えてみると、人生はハッピーエンドの繰り返しなのかも知れません。

やまない雨がないように、解決できない問題はありません。

ひとつのストーリーの中には、笑えるシーンもあれば泣きたくなるようなシーンもあります。

不安や怒りで眠れないシーンもそのストーリーには必要な要素なのでしょう。

でも最終的にハッピーエンドになると判っていたら、そのシーンがあったから感動も大きくなるのだと客観的にみることが出来るはずです。

不安になる理由はひとつです。

それは結果がわからないから。

自分にとって好ましくない未来をいろいろ想像してしまうからです。

でもこれまでの人生を振り返ってみて、どんな状況であっても、なんとか生きてこれたという事実を考えてみると、この先もきっとそれなりに生き続けていくだろうと想像できます。

毎日爪をはがされるような拷問にでも遭っていない限り、楽しいと思うことが出来るはずです。

人生は自分が主人公になったストーリーの連続だと考えてみてはいかがでしょう。

様々なシーンは、ストーリー盛り上げるために必要な要素として、どんどん取り入れるべきです。

そして最後にハッピーエンドにしてください。

脚本家はあなた自身ですから。

今日も映画の紹介です。

もし過去に戻れるならいつがいい?

誰しもそんな質問をされた経験があると思います。

人生は常に選択の連続ですから、もしあの時、別の道を選択していたらと考えることがあります。

今の僕はどういった結果であっても、自分が選択してきたことは自分にとってベストだと思えるようになったので、過去に戻りたいとは思わないのですが、この映画のように別の道を選択していたときのことを体験させられたとしたら、現状の生活に疑問を抱くかも知れません。

この映画では、パーフェクトな人生を謳歌していると思っていた主人公が、天使がくれた時間に経験した出来事によって、自分にとって一番大切なものが何であるのかを気づきます。

これはたぶん映画のようなファンタジーでなくても、自分の人生の可能性を信じることが出来る人であれば、誰もが経験出来るはずです。

これからの人生も選択の連続です。

何かをすることに対して臆病になり、何もしないということも何もしないという選択をしていることになります。

天使の出現を待つのではなく、自分が天使だと思ってこれからの人生を想像してみるといいと思います。

想像できることであれば、それは実現不可能なことではありません。

現状に不満を抱えているのであれば、是非この映画をご覧ください。

自分の行動で人生が大きく変わるのだということを実感できるはずですから。

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