サロゲートパートナー

夫婦問題や性についての悩みをサロゲートパートナー(代理恋人)が解決いたします。

2015年11月

今回の記事で、妻からの誘いを拒否する夫の心理をさぐることは、最後にしようと思います。

最後に挙げるのは、

「プレッシャー」

です。

セックスレスになったかたの話の中にちょくちょく登場するのが、不妊治療についてです。

たいてい妻の方が真剣に向き合っていて、最初は協力的だった夫も決まった日に合わせて半ば強制的にしなければいけないセックスが、次第にプレシャーにしか感じられなくなり、セックスそのものから逃げようという意識が働くのかも知れません。

子供は夫婦にとって大切な存在であることは否定しませんが、それ以上に二人の関係を大事にする必要があると思います。

不妊治療以外にも勃起不全などにより、妻を満足させることが出来ないという気持ちや男としての自信を喪失している場合も、妻からの要求がプレッシャーに感じます。

プレッシャーを感じてしまうというのは、逆に考えると妻の要求に答えてあげたいという思いがあるからであって、どうでもいい相手からの要求なら簡単に退けることができ、プレッシャーなど感じることもありません。

本来、家庭というのは、そこに住む人全員が安らげる場所であるはずなのに、逆に苦痛に感じるような空間になっているケースを多く見かけます。

たぶんそこには何らかの欲求とそれを満たすことが出来ない現実とが入り混じり、混沌とした中で、住む人たちがそれに向き合ったり、あるいは目を背けたりしながらジレンマと闘っているのかも知れません。

今回を含めて3つの原因を挙げましたが、それ以外にもたくさんあると思います。

セックスレスになる要素というのは、いろんなものが複雑に絡み合っているので、ひとつひとつを解きほどいていくことはとても難しいような気がします。

不満材料は、探せばいくらでも見つかるかも知れませんが、もし理想とする目標が明確に描けているのであれば、まず最初にすることは現状に満足することです。

今、現在を幸せだと感じることが出来れば、未来でも幸せになっているはずだからです。

セックスレスの問題は、夫婦にとってとても大切なことで、夫は妻が思っているほど深刻に捉えていません。

でも夫の意識を変えようと努力するよりも、まず現状に感謝してください。

自分の境遇を受け入れることが出来れば、次に行動することに間違いは無いはずですから。

昨日につづいて、夫が妻からの誘いを拒否する二つ目の理由について。

それは、

「家族」

です。

結婚すると恋愛対象から家族になるとよく言われます。

施術依頼をされた女性の中に家族とはセックスできないと夫からはっきり言われたかたもいらっしゃいました。

僕も結婚生活を送っていたころは、恋愛のパートナーというよりも母親というイメージが強くなるような光景をみると性欲がなくなることを実感しました。

子供に対してガミガミと怒る姿を見たすぐ後に、ひとりの女として意識することが難しかったのです。

また一人目の出産は彼女の希望から、立ち会うこととなり、涙が出るほど感動的な体験をさせてもらえたことは心からよかったと思うのですが、それも母というイメージを植え付けられる原因となったような気がします。

母のイメージを持ってしまうと知らず知らずのうちに近親相姦を回避しようという本能が働いてしまうのかもしれません。

その他、セックス以外のときに裸を見せられることも性欲が減退するような気がします。

休みの日にゴロゴロとテレビを見ながら鼻くそをほじり、人目を気にせず屁をこく夫に性欲が湧く妻はいないと思います。

それと同じように、いや、男性はたぶん女性以上にデリケートな感覚を持っていて、自分の許容範囲から少しでもはみ出ているとそれで性欲が無くなります。

家族だから、当然だと思ってやっていることを、一度見直してみてはいかがでしょうか。

付き合い始め、あるいは出会ったころなら絶対にやらないようなことを平気でやっているかも知れません。

料理は、出来上がりが全てであって、厨房内での過程や怒鳴り声などを聞いてしまうと、美味しさが半減するどころか、食欲が湧かなくなるかも知れません。

家族から恋愛対象の女性になるためには、性欲がなくなりそうな家族的要素をなるべく見せないことから始めるべきでしょう。

ただこれも全ての男性に共通した心理ではありませんので、その辺はあなたなりの分析から行動に移すことをお勧めします。

セックスレスの原因は様々ですが、パターンとしては、どちらか一方が拒否しているか、なんとなく疎遠になっているかの3通りしかありません。

今日はそのうちの夫が拒否している場合について考えてみようと思うのですが、一回では語りつくせませんので、その1としてひとつのテーマに絞りたいと思います。

夫が妻を抱かない理由 その1

「邪魔くさい」

です。

夫婦の大事な営みを邪魔くさいとは何事ぞ! と目くじらを立てられる人もいらっしゃるかも知れませんが、邪魔くさいものは邪魔くさいのです。

面倒くさい、大層(たいそう)、プレッシャー、気が向かない、堅苦しいなど、邪魔くさいという言葉の中には、これらの意味も含まれています。

先に言っておきますが、夫が拒否する理由のひとつとして挙げているだけで、これが全てではないですし、男性によってはそう思わない人もいますので、参考程度にしてください。

夫に拒否されると妻のほうは、自分に魅力がなくなってしまったのかと思うこともありますが、たぶんそれよりも邪魔くさいが勝っていると思います。

魅力の有る無しに関係なく、その行為をすることが億劫になるのです。

付き合い始めたばかりのデートならいろんなプランを考えて、相手を喜ばせたいと思っていても、慣れてくると適当になるようなものです。

それは好きの度合いが下がったせいではなく、それに対するモチベーションが下がったせいだと考えられます。

普段から仲が良くて、会話もスキンシップもある夫婦であっても、セックスだけはしない場合があります。

性欲が無いわけではなく、我慢できなくなると自分で処理する男性も多いようです。

会席料理よりも、コンビニのおにぎりを選択しているのです。

邪魔くさいという理由でセックスレスになっているのであれば、まず夫のセックスに対する考え方を変えてもらう必要があります。

決して堅苦しいものでも、大層なものでもないと理解してもらうのです。

そのためには、会席料理の味わい方をやさしく丁寧に教えるというのではなく、コンビニのおにぎりから、ファーストフードぐらいのレベルに引き上げるように、徐々にステージを上げるようにするといいでしょう。

夫にプレッシャーを与えることは逆効果となりますので、楽しみながら、無理をしないように進めることが肝心です。

幼児に勉強を教えるのと同じかもしれません。

あっ、邪魔くさがってる!

と判別できた時には、今日の記事を参考にしてみてください。

良い夫婦生活が送れますように。

結婚して1年ほど経過した若い女性が来られました。

夫との馴れ初めや、その後の経緯などを聞くと、これ以上ないだろうというような理想的な結婚でした。

そんな彼女が予約をされたことを、とても不思議に思いながらホテルまでの道中で話を聞いていると、現在は夫と顔を合わせることが嫌だいうことでした。

原因は夫の風俗通いが発覚したことです。

夫の浮気や風俗通いが発覚したことが原因で、予約をされる女性は少なくないのですが、彼女の場合は、あまりにも衝撃が大きすぎて、今後どうして行けばいいのかがまったく判らない状況にあったように思います。

あまりにも信頼していた夫像と、風俗通いをする夫像が違いすぎていたせいです。

彼女は、子供も無く、若くてとても美人なので、離婚してやり直そうと思えばいくらでもやり直せるのですが、彼女の中では誠実で、仕事が出来て、やさしい夫と簡単に縁を切ることが出来ないようです。

夫のほうは、うつ状態になるぐらいに後悔しているようです。

今後、夫から反省の言葉を聞いて、二度と風俗通いはしないと約束されたとしても、たぶんまた風俗通いは再発するだろうとアドバイスしました。

でも離婚は勧めませんでした。

妻を裏切るような行為をしているのだから誠実とは言えないと思う人が大半かも知れませんが、僕は100%の誠実など存在しないと思っているので、受け取る側がどこに着目するかで判断すればいいと思います。

浮気をすることがどうしても許せないのであれば離婚をすればいいでしょうし、そこは目をつぶって、他の長所を受け入れられるのであれば、結婚生活を維持すればいいと思うのです。

夫は、職場の先輩で、社内恋愛だったのですが、もし知り合ったときに風俗が大好きな仕事が出来る先輩というところから恋に落ちて、結婚することになったと仮定すれば、今回ほどの衝撃は無かったはずです。

たいていの人は風俗に限らず、過去の恋愛遍歴などは気にしないのに、付き合いだすと1回の浮気でも動揺してしまいます。

彼や夫がいる女性、又は彼女や妻のいる男性とは平気で付き合うことが出来ても、それ以降に現れた第3者に対しては、とたんに警戒心が高まるのです。

順番が違うだけで、相手の本質は何も変わっていないはずなのに。

今回の依頼者の方には、この出来事も数年先から省みれば、自分にとってよかったと思えるようになるはずなので、今は夫の弁解も含めて、これから先のことを楽しまれてはどうでしょうかと話ました。

それは彼女のように若くてやり直しが十分出来るからという訳ではなく、いくつになっても同じことが言えると確信しているからです。

相手に振り回されるのではなく、常に自分が主導権を持つように心がけてください。

パートナーの浮気問題が浮上したときには、順番を逆にして考えてみるのも、悩みを減らすテクニックのひとつです。

是非、お試しください。

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