サロゲートパートナー

夫婦問題や性についての悩みをサロゲートパートナー(代理恋人)が解決いたします。

2013年12月

小説の学校といっても初めてご覧になられたかたには、なんのことか良くわからないですね。

僕は、性感マッサージという仕事を通じてたくさんの女性と会話し、とくに夫婦関係の問題を真剣に考えるようになりました。

僕自身がその問題をクリアできずに離婚をしてしまったという経験があって、より興味深く話を聞けたせいなのかも知れません。

いろんな方の話をお聞きしていると、それは特別なものでもなんでもなく多くの夫婦にとって当たり前のようになっている問題だと気がついたのです。

当たり前の問題なのに、それを誰にも打ち明けることが出来ず、誰も問題視していない世の中ってなんなんだろうっていう気持ちになりました。

性の問題は、誰から教育されたのかはわかりませんが、ほとんどの人が大切な問題にもかかわらず、目を背けてしまいます。

目を背けるだけならまだしも、それに関係する悩みを持っていると自分が異常なのかも知れないなどと考えてしまう風潮があるように思います。

ブログではいろんなパターンで、僕の考えやありのままの現状をお伝えしていますが、違う媒体を活用してもっと広めたいという気持ちになり、小説を勉強しようと思ったのです。

そのために入学した学校の授業が今年最後だったということで、わざわざタイトルにするほどのことでもないのですが、今日課題として提出した小説を紹介するためにこのタイトルにさせていただきました。

提出した作品というのは、このヤフーブログで毎回300字小説というものを書いていて、今日は第125回となっていますが、第1回から第100回までをまとめたものを推敲したものです。

以前にもお知らせしていて、ちゃんと推敲したものをネットで販売するために500円という価格設定をしていたのですが、まだまだ続く作品で中途半端なので500円も請求できないなと思い、無料で読んでもらおうと思いました。

興味のある方は、以下より入手してください。

PDFファイルが読める端末を用意してくださいね。

もしそういった端末がないかたは、プリントアウトして郵送しますので、希望される場合は直接メールでご連絡ください。実費として500円いただきます。



300字小説 第125回
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『大山監督』

「おはようございます」

博史の挨拶で大山が顔をあげた。

「おはようございます」

邪魔臭そうに言葉を返し、また図面に視線を戻した。大山は人嫌いという訳ではなく、実直なタイプであまり余計な会話をしない。もう一人の監督の河野は、大山とは真逆で太鼓持ちのように常務や社長と話をする。

河野は客の要望などを伝えやすく融通も聞いてくれる。対して大山は、急な変更などがあればあからさまに嫌な顔をするのだが、博史は大山と仕事をするときの方が緊張感もあり、仕事に対する姿勢なども学ぶことが多いので気にいっている。

「またなんか問題が起きたんすか?」

橋本の第一声だった。

「またってどういう意味ですか」大山は橋本を睨むように言った。
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前回の「風俗嬢の反対は?」の記事を書いたあとすぐにアイデアをいただきました。

風俗メン

風俗紳士

風俗メンはX-MENみたいで格好良すぎるなって感じですし、風俗紳士が巷に溢れる社会ってどうなのって感じですね。

とても面白そうですが、日本がひっくり返るぐらいの出来事がないと難しいような気がします。

ブームの火付け役とかコピーライターなどが考えるとどんなネーミングになるのでしょうね。

風俗者??

風俗師??

風俗男??

トルコ風呂がソープランドになったように、もっと飛躍して・・・

SEX-MEN??(よりX-MENに近づいた・・・)

セックスサービサー(債権回収会社みたいだ・・・)

アダルティスト(う~ん、微妙・・・)

アダルト技師(国家資格が要りそうだし・・・)

やはり基本に戻って、

風俗人。。。

フウゾクニンじゃなくてフウゾクビトはどうでしょうか。

嬢はしっくりくるのに、なんで男のほうはしっくり来るものがないのでしょうね。

風俗君・・・・もはや路線が違ってきてますね。

あ~~難しい・・・・・・。

誰かいいアイデアを~。

今の時代なら、やっぱり風俗メンかな。

300字小説 第124回
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『建売現場』

二つ目の物件調査も終わり、二人は自社が販売している建売住宅の現場に到着した。

南海本線「三国ヶ丘」駅から徒歩五分の場所で親から人気のある小学校が近くにあり、住宅環境としてはいい場所にある。

敷地面積が二十五坪~三十坪の木造二階建住宅が七戸分譲され、道路に沿って一列にならんでいる。

現在は右端から二番目にモデルハウスとして完成させた建物があり、一番右端には六帖ほどの広さのコンテナハウスが置かれていて、工務部と兼用の事務所となっている。

会議用の長テーブルとパイプ椅子が四つ並べられた簡素な事務所だ。

入り口を開けると大山が難しそうな表情で図面を睨んでいた。

大山は博史とほぼ同じ頃に現場監督として入社した男だ。
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不思議研究所からの封書が届きました。

所長の森田健さんについては、以前にもこのブログで紹介させていただいたと思いますが、とにかく研究所の名前になっている通り、不思議なことを追求されている人です。

映画にも携わっているいるようで、スープ~生まれ変わりの村の原作を書いたり、来年公開予定のワンネスという映画の作・監督を務められています。

封書の中身は、映画の紹介と不思議研究所特製の開運グッズの宣伝でしたが、その中で森田さんが上智大学で学んでいたときにテキストとして使用していた本について語られていました。

短いセンテンスでしたが、それを読んですぐにアマゾンで注文していました。

愛の目的は?

愛の目的を聞かれたら「愛する人のため」とか答えそうです。でも違いました。自分のためなのです。教科書(愛するということ)にはこう書いてあります。

「人間のもっとも強い欲求とは、孤立を克服し、孤独の牢獄から抜け出したいという欲求である」

つまり、自分が孤独でいたくないから人を愛するのです。ズボシだと思いませんか?

私はこの教科書を15回読むこととなります。この教科書はホンモノだと思ったからです。

愛は犠牲か?

教科書にはこう書いてあります。

「愛は与えることである。与えるとはどういいうことか。一番広く浸透している誤解は与えるとは、何かを犠牲にすること、という思いこみである。「貯め込む」といった段階から抜け出していない人は、与えるという行為をそんなふうに受け止めている。

与えることは犠牲を払うことだから美徳である、と考えている人もいる。そうした人たちに言わせると、与えることは苦痛だからこそ与えなければならないのだ。彼らによれば、犠牲を甘んじて受け入れる行為にこそ、与える美徳があるのだ」

はい、愛は見返りを求めない・・・・・・とも言われてきたので、犠牲は仕方がないことだと思っていました。けれど、教科書ではそれは良くないと言っているのです。

本の第一章「愛は技術か」の中に愛の問題をたいていの人が、愛されるためにはどうすればいいのかに関心がいっているが、愛するということについて本気で考えていないとあります。

愛は、ある時期がくれば誰でも体験する感情ではなく、知識や修練が必要なものだと述べられているのです。

そしてその二つ以上に大切なものが、愛するという技術を習得するためには、それが自分にとって究極の関心事になる必要があります。

今、アメブロで数日前から「ネットで月々十万円稼ぐ方法」というのを書いていますが、結局、愛に限らず何かを習得しようとするためには、この三つが必要だなとあらためて感じました。

僕がやっている性感マッサージが愛につながっているのかどうかは、わかりませんが、50年近く生きてきてこれほど関心度が高いものとめぐり合ったことがなかったのです。

そして、それを見つけたときに自分の進むべき方向が決まりました。

そのことを最優先にすることで、他の問題全てを包括することが出来ると確信したのです。

たぶんこの本は、愛するということが、人間にとってなによりも大切なことだということを言いたいのだと思います。

本当に大切なことなのに、誰もそれを真剣に手に入れようとしない現実に作者はジレンマを感じているのかも知れません。

まだ読み始めたばかりですが、少しでも早くあなたに知ってもらいたくて記事にしました。

300字小説 第123回
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『給与体系』

フルコミッションというのは、固定給がなく営業成績による歩合給となる。

契約一件につきその物件価格の一.二パーセントが報酬となる。仮に三千万円の物件を客に引き渡すことが出来れば三十六万円の報酬を手にすることができる。

橋本は勤めだした初年度から月平均二件~三件の成約を続けていて、会社の売り上げのほぼ三分の一を一人で挙げているといえる。

博史は結婚をしていて子供ができるということで、入社時に社長と相談して固定給プラス歩合の給与体系にしてもらっていた。博史の場合は物件価格に関係なく一件の成約で十五万円が歩合として支給された。

固定給の二十万円と合わせれば毎月一件ずつの成約で、食べるぐらいの生活は可能となる。
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今更ですが、僕みたいなのを総称してなんて呼ぶんでしょうか。

風俗で働いている女性は、風俗嬢として確固たる地位を得ていますが、その男性版においてこれといったものがないようです。

「嬢 対義語」で検索してみるとお嬢さん⇔お坊ちゃんといったものを発見しました。

風俗坊

なんか浮世の酸いも甘いも噛み分けてきたお坊さんのようなイメージになります。

僕ぐらいの年齢なら・・・

風俗爺

どうも誰かの背中で泣いているようです。

風俗男

単なる風俗好きになってしまいますね。

う~~ん。

難しい・・・・。

いいネーミングがあれば、是非教えてください~~。

今日は、裏日記のような内容になってしまいました~。

裏日記は、絶賛更新中です!


300字小説 第122回
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『フルコミッション』

最初の物件に到着した。車を降りるまでも無く提示された金額からして建売用地としては採算が合わないだろうと経験の浅い博史ですら思った。

前面道路の道幅が狭く駐車場を作ったところで停めるのが困難だと予想できたし、となり近所のロケーションも悪かった。

「一応、写真と幅員だけは測っておきましょうか」橋本はまだ二日酔いが続いているのか、こめかみに親指を当てながら博史の返事を待たずに車から降りた。

橋本は見た目と違って仕事はきっちりこなす方で、営業成績は四人の中で一番いい。外見から受ける印象を裏切って丁寧な対応をすることが、客に受ける要因なのかも知れない。

フルコミッションの橋本の年収は一千万円を余裕で超えている。
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プロ野球では、今、来期の年棒を決めるストーブリーグというのをやっておりますが、夫婦間でも毎年年末にでも継続するかしないかのストーブリーグならぬコタツリーグでもやればいいと思います。

これはリピートしてくださっている方が、ふともらした言葉を参考にさせていただいています。

結婚する前というのは、一般的には男性がスカウトで、女性が有望選手という感じではないでしょうか。

これだと思った選手に対して、あの手この手で誘惑をして、将来を約束するようなことをなんの保証も無いのに平気でアピールします。

入団(結婚)すると、最初は有望選手として注目し、手厚く対応しますが、一年、二年経つとスカウト側は、別の有望な新人選手に注目するのかも知れません。

プロ野球では、十年以上の選手であればFA権を行使することができ、自由に他球団との交渉が可能となります。

結婚生活においてもFA権を行使すれば、束縛されることなく自由に行動できるという権利をあたえてはどうでしょうか。

とにかく結婚という一度の契約のために、その人の人生ががんじがらめになってしまうということに疑問を抱いて欲しいと思うのです。

結婚よりも離婚する方が何倍も大変だというのも、結婚という契約を過大評価しているせいだと思います。

離婚するときに問題になるのは、子供のことですが、もっと言えば親子更新制もあってもいいと思っています。

本人が親や子と認められないのであればきれいさっぱりその関係を辞めればいいのです。

離婚をしても、親子の縁を切っても、互いに人として信頼できる関係になればそれでいいのではないかと思う僕は、飛躍しすぎているのでしょうか・・・。

300字小説 第121回
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『物件調査』

博史は出産や家庭の話を橋本とすることが鬱陶しくなったので、話題を変えた。

「最初の物件はどんなやつだったっけ?」

「住宅地にある古い家ですよ。三十坪ぐらいだから二軒はまるかどうかですね」

博史の会社は新築の建売住宅を販売している。売り土地の資料は毎日いろんな業者から山のようにFAXが送られてきて、その中からエリアや価格などを調べ、建売用地として検討が出来そうな物件を現地に行って直接確かめている。

物件の調査は周辺環境や相場などから前面道路の状況、古い家が土地に残っているのであればそれを解体する費用の算出、下水道管などの埋設状況、心理的瑕疵(自殺や殺人などがその物件内でなかったかどうか)なども確認する。
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