あと30分で新しい年になります。
1年の計は元旦にあり。
といいますが、僕の去年の元旦はとにかくお金を使わないで置こうということで、ずっと家に閉じこもっていたような記憶があります。
そのおかげかどうかわかりませんが、結構使ったにもかかわらず借金が全てなくなりました。
来年は性感マッサージという仕事をもっと上からの視点で捉えて考え、行動していければと思っています。
今年一年、皆様には本当にお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
タクティリスト
前田貴久
300字小説 第135回
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『宮田』
朝、会社に行くと課長の太田と営業の宮田が難しそうな顔で向き合っていた。
宮田は40過ぎの独身で、不動産経験は長いがフルコミッションで転々と会社を渡り歩いている。今の会社に勤めだして半年だ。もともと博史の会社は一年前まで仲介専門の会社に販売を委託しており、営業社員を雇用していなかった。
しかし会社の成長と共に販売戸数が大きくなってきたため自社で営業まですることにしたようだ。太田はもともと何でもする雑用係のようなポジションでいたのだが、そういった経緯から管理役として課長の肩書きがついた。
博史の姿を見ると太田は宮田と応接室に入っていった。
博史はいつも通り雑巾を濡らし机やコピー機、書棚などを拭きはじめた。
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