不倫の終わらせ方というタイトルではありますが、僕は不倫を否定していて終わらせた方がいいと思っているわけではありません。
終わらせるのも続けるのもあなたが決めることなので自由です。
結論から言うとどんな結果になってもあなたの人生にとってはよかったと思ってください。たとえパートナーと罵り合って別れることになっても、配偶者から高額の慰謝料を請求されてもです。
不倫なんてしなければよかったとか後悔してしまいそうな人は今のうちにやめておいた方がよさそうなので、そういった方々にたいしての記事だと思ってください。
終わらせた方がいいとはわかっていても一緒にいるときの充実した時間を放棄することが出来ないという人向けです。
以前、不倫をすき焼きにたとえて書きましたが、今回はキャッチボールにたとえます。
不倫しているときはとてもいい距離で気持ちよくキャッチボールが出来ている状態です。相手の胸にめがけて的確にボールを投げ込み、グローブに納まった時にいい音がしています。
ボールが横にそれて取りにいったりすることもなく安定して続けられている状況です。
結婚しているとそんなキャッチボールはほとんど出来ません。
二人の距離が近すぎてモーションを起こすことさえ困難な時もあれば遠すぎてボールが届かないこともあります。
たまにボールが速すぎて顔にあたったり、受け損ねたり、とんでもない方向にいったりと本来のキャッチボールを楽しむ余裕がありません。
いい夫婦というのはキャッチボールというのはそういったことも含めた全てを指すんだとわかっているのだと思います。
不倫をする人は、いい距離でお互いの胸に投げ込み合うものがキャッチボールだと思っているのでしょう。
さて前置きが長くなりましたが、ここからが終わらせ方についてです。
明日から気持ちのいいキャッチボールが出来なくなると思ったら別れを切り出しにくくなります。
月に何回ぐらいキャッチボールを楽しんでいるのかを考えてみてください。
もし月に4回だとしたら残りの26日は会っていないことになります。
会っていない日について考えてみると別れても継続していてもあなたの状況は変わりません。
会っていないという事実しかないのです。
次に会えるか会えないかの違いだけであって、会っていないときの生活自体は同じだと思います。
もし本気で終わらせたいと考えているのなら終わらせたと思うのではなく、次に会うまでの時間が延びたと思ってみたらいいと思います。
10年後20年後かもしれませんが、また会えると考えることが出来れば意外と簡単に別れることが可能です。
最愛の人と死別しても記憶に残っていればずっとそばにいるのと変わりません。
自分の肉体が終わった時点でまた会えるからです。
すこしスピリチュアルな話になってきたので戻しますが、不倫相手と別れてしまって悲しくなる原因は気持ちのいいキャッチボールをしてくれる相手が二度と現れないと思うからです。
また必ず現れると思えば悲しさは半減するはずです。
相手にも納得してもらっていつになるかわからないけれどきっとまた青空の下で気持ちのいいキャッチボールをすることを誓い合えばいいと思います。
あなたが描く自分が主人公の小説には愛する不倫相手は次にどんなシチュエーションで登場するのかを楽しみにしてみてください。
それまでにあなた自身もよりいい大人になっている必要があるでしょうけれど・・。
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