最近、カジサックこと、キングコングの梶原さんがアップしているyoutube動画を楽しみに毎日観てるのですが、昨日は、チャンネル登録者数が90万人を超えたことを祝って、相方の西野さんを呼んでのトーク動画でした。

キングコングのことをあまり知らない人もいるかも知れないので、簡単に説明すると高卒の二人が20歳ぐらいで全国ネットの番組(はねるのトびら)に出演し、レギュラー番組もたくさん持つという、吉本の芸人の中でもとくに勢いがあったコンビです。

その、はなるのトびらの絶頂期に梶原さんが、2ヵ月半もの間、突然失踪した話が出ました。

そのいきさつと、また番組に復帰するようになった話が、とても感動したので、今回の記事のテーマにしました。

突然、相方が失踪し、それまでレギュラー番組が11本もあったのが、1日でなくなってしまった西野さんが、梶原さんが戻ってくるまで、2・3年待とうと考えていたことに感動したのです。

待っていても帰ってこないかも知れないけれど、もし自分がひとりでテレビに出て活躍していたら、梶原さんの帰ってくる場所がなくなると考え、その間は、何もせずずっと家にこもってテレビを観ていたそうです。

彼の居場所をずっと確保していたのです。

僕は、精神病院から退院したあと、引きこもりになり、2年ほど社会復帰することが出来なかったのですが、その間も母親が作ってくれていた居場所で、なんとか生きていくことが出来ました。

性感マッサージ師となり、家の中に自分の居場所を見つけられない既婚女性の方からの相談もたくさん受けていて、昨日の動画を観て、あらためて居場所というものの大切さを実感したのです。

1973年に製作された、パピヨンという映画史上に残る脱獄映画があるのですが、そのリメイク版が、今、小さな映画館で上映されているようです。

自分の居場所を求めて、脱獄するというのもいいかも知れません。

家の中に、もし居場所がなかったら、一度脱獄してみてください。

塀の中でみる空と、自由になってから見る空とは、まったく違うものだと気づくはずですから。

38分という長い動画ですが、よかったらご覧ください。
失踪した話は、15分ごろから始まります。