リピーターさんが、死ぬことは自分で決められないというから今後の生活設計をどうしたらいいのか悩むと言われてました。

彼女は近いうちに離婚を考えているようで、経済的な自立をする方法を本気で模索しているようでした。

自殺すれば自分で決めることが出来るんじゃないですかと、半ば本気でそう答えたような気がします。

自殺をしようなどとは今のところまったく思わないですが、その言葉を出したときに別のリピーターさんを思い出しました。

彼女は、生い立ちにとてもコンプレックスを持っていて、生まれてくることは自分の意思で決めることが出来ないので、せめて死ぬときは自分で決めたいと言われたのが印象的でした。

僕は今のところ死にたいと思うことはありませんが、子供が成人するまでは死ねないという気持ちが強いです。

天寿を全うするという言葉があります。

調べてみると二つの説があり、ひとつは生まれたときにあらかじめ与えられた寿命で、もうひとつは250歳を意味するそうですが、一般的にはやり残したことがないくらいに長生きすることと考えられているみたいです。

今日が寿命だとして、明日からは神様からのプレゼントだと思って過せばいいといった話が海外ドラマの中にありました。

プレゼントならそれまでの人生を引きずらずに、まったく新しい人生を送ることも可能だと思います。

つらく悲しい過去を引きずって生きていくのは、せっかくいただいたプレゼントを汚すことになりかねないですから、今日が第二の誕生だと思い切って新しい生き方をしてみるのもいいかも知れません。

新しい生き方を模索するのも、従来どおりに過すのもどちらでも構いません。

どちらも自分が選択した結果であるのは間違いなく、これから死ぬまでの全てを自分で決めていくことになるのです。

いつ終わるのか判らない未来のために、今を我慢する必要はない。

いつも思っていることですが、今回の会話でより強く感じました。

ちなみに天寿の上は王寿で1001歳、最高は9002歳で麦寿というそうです。