夫婦仲がいいけれど相手は家族のようになってしまって、セックスの対象にならない。

最近、そんな意見を立て続けに聞いています。

正解かどうかは別にして、今日は、そのことについて真剣に考えてみようと思います。

まずセックスについて。

子供を作らない前提でのセックスであっても、繁殖しようとする本能が働いていることは否定できないはずです。

女性はとくに相手が誰でもいいというわけではなく、なるべく種として優秀なものを本能的に選んでいるようです。

また優秀な子孫を産むためには、自分とは違った能力をもつ種を必要とし、ふたつのいい所が組み合わさることが必要です。

その為、なるべく自分とはかけ離れた性格や考え方の持ち主が、性的対象になり、近親者のような同じ環境で育ち、似ている者は性的対象から除外されます。

たぶん結婚、もしくは長く生活をともにしていると、同じ環境のために、どんどん外見だけでなく内面も似てくるのだと思います。

ペットが飼い主に似るのも同じ理屈です。

その為、セックスの本来の目的である優秀で異なる種を求めるという本能が働いているせいで夫が対象外になるのではないかというのが、僕の今現在の結論です。

挿入はしなくてもスキンシップがあれば満足できるという女性もいますが、近寄ってこられるだけでも気持ちが悪いという人もいます。

もうそうなってしまうとセックスは苦痛以外の何ものでもありません。

セックスレスが離婚事由のひとつになっているということを聞いたことがありますが、それはとても間違ったルールだと思います。

本能的に嫌だと思っても、それを我慢しなければいけないというのは拷問です。

昨日、久しぶりにQ&Aサイトの質問に回答しました。

風俗に行ってるかもしれないと悩む妻が夫は行っているのかどうかを質問していました。

彼女は夫に対して風俗に行けば離婚すると伝えているそうです。

この記事を書きながら、その彼女のことを考えていたのですが、もし本人が生理的に夫のことを受け入れられなくなったらどうするのでしょう。

人間の生理は、自分でコントロールできず、思いがけないことが突然起きることがあります。

男女の愛とセックスを簡単に切り離して考えることは出来ませんが、愛=セックスという固定観念は、少し横に置いて、柔軟に考えることも必要ではないでしょうか。

たとえセックスが無くても、パートナーと添い遂げたいと思っている人もたくさんいますから。