昨日の施術で、ちょうど1000回となりました。

この場を借りてお礼を述べたいと思います。

ありがとうございます。

思い返せば、特にこの仕事を目指そうと思ったわけではなく、単に女性と親しくなりたいという不純な動機からスタートしたことが、今や生活の糧となり、人生の土台を形成するものとなっています。

僕自身が施術をするということに対しては、年齢的に限界が見えているので、2000回を記念する記事が書けるかどうかは疑問ですが、予約が入っている限りは続けて行こうかなと思っています。

この1000回の間に、約300人の女性と知り合うことが出来ました。

それは僕の人生に300通りのシナリオを追加してもらったようなものでした。

1000回目となる昨日の女性との会話の中で、偶然にもこの仕事に対するモチベーションを考える機会がありました。

いろんな人の話を聞けるのは、とても楽しいことでしょうね。

そういった内容のことを僕に投げかけられたのです。

僕は素直に、この仕事がとても楽しいと答えました。

誰にも相談できずに、藁をもすがる思いで予約をされた方には不謹慎かも知れませんが、施術予約が入ったとき、僕は新作のDVDをレンタルしてワクワクしながら帰る人のような気分になっています。

初めてお会いしたかたの話を聞くのは、僕にとっては、本を読んだり、映画を観るのと同じようなものなのかも知れません。

事実は小説よりも奇なりという言葉がありますが、目の前の人の人生に初対面の人間が関わるという現実がすごく不思議で、おもしろいなと感じるのです。

僕と出会うことが、良かったと思う人もあれば失敗したと思う人もあると思います。

どちらであっても、勇気を出して行動を起こしたことで、まったく未知の体験をしたという事実は、確実にその人の人生にとってプラスになっているはずです。

一度きりの人生をどのように生きていくのか、それは僕自身の課題でもあるのですが、この1000回の経験を、うまく生かせていければいいなと考えています。

どこまでやれるかわかりませんが、今後ともよろしくお願いします。

300字小説 第258
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