いろんな女性と対面することですごく勉強になっているのですが、僕がもし生まれ変わって主婦となったときにはこんな風になりたいなと思う女性を紹介したいと思います。

彼女(たち)は、バツ1で現在は新しい夫と暮らしています。

(たち)と言ったのは、僕の知っている人は一人だけで話の中に登場する友人も含めているからです。

よく三人で女子会を開くそうですが、ある一人が夫の携帯を見たという話をしたときに他の二人からは非難の嵐に合うそうです。

男からすると携帯を見てもなにも得することがないばかりか、嫌な気持ちになるだけだと感じてしまうのですが、この二人も同じ感覚の持ち主なのです。

またこの二人のうち一人の夫が浮気をしているらしいのですが、夫は浮気をしていることがばれていないと思っていて、三人の中ではその浮気相手の名前まで話題に出るそうです。

例えばその名前をアケミとしたら、三人でその浮気夫の話が出たときにアケミに報告しないといけないな~って感じで笑い話のネタにしていると聞きました。

偏った倫理観や固定観念が原因で健康を害するぐらいに悩みよりもこんな風に割り切って人生を楽しむほうを選択したいなってつくづく感じました。

浮気を悩むというのは、結局主導権を夫に握られているからそうなるわけで、自分が主導権を握っていれば自分の責任でもないことにいちいち悩む必要は無いはずです。

これは夫婦関係に限らず、仕事でも親子間でも何にでも当てはめることが出来ます。

とにかく人生を楽しみたいと思うのであれば主導権を握ることです。

自分が懐中電灯を握っていなければ自分が見たいものを何も発見することが出来ませんからね。

浮気ぐらいで悩むよりも笑い飛ばせる人生の方が楽しいとは思いませんか。

そんな風に少しでも感じるのであれば、次は主導権を握る方法を考えてくださいね。

300字小説 第162
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『因果関係』

最初は正美の気持ちに応えようと要求に応じていたのだが、正美の下腹部に愛撫をするとどうしても出産のときの映像が浮かんできてしまい、ただ事務的に奉仕するというセックスを繰り返していた。

優の授乳のために正美がセックスを求めてくるのが深夜になることもあった。

そのうち翌日の仕事を言い訳に断ることが多くなり、しなくなって二ヶ月になる。

正美からの電話が多くなってきたのもこの二ヶ月のことだ。

博史はセックスレスと正美からの執拗な電話に因果関係があるとは思っていなかった。異常なリダイヤルと疑惑にみちた質問でますますセックスに対する気持ちが失せ、クレーム客の家に行くときと同じぐらい帰宅するときに気が重くなっていた。
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