罪悪感について3つの記事を投稿しましたが、内容が難しくよくわからないという意見をいただきました。
具体的に質問していただいたので、それについてこちらでもお答えしようと思います。
「また罪悪感のようにはっきりと嫌だなと思える感情ではなく、自分がいいと思ってしていることであっても、本来の自分の気持ちに逆らって生きていると同じように病気になります。」
質問:「自分がいいと思うことと本来の自分の気持ち」は違うのか
回答:嘘をつくことは駄目だと教育されて育ってきても勤めだすと当たり前のように嘘をつくことがあります。
たとえば社長から電話がかかってきたら外出していると言っておいてとか・・。
働く上でのルールと人として生きていくためのルールは違うということです。
政治家などは、公人と私人を分けて発言したりしますが、僕にはまったく理解できません。
本来の自分を偽って、相手にいい顔をする人を信用できるわけがないと思うのですが・・・。
「自分が悲しむことや苦しむことが好きで心地いいと思うエゴがそうさせていると考えています。
葬式で泣いている人に対して悲しむことを楽しんでるんでしょう!とはさすがに言えませんが、涙を流すことによって心のバランスを正常に戻そうとする機能が人間には備わっているのだと思います。
楽しいことであっても悲しいことであってもその原理は同じだと思うのです。」
質問:意味がよくわからない
回答:心をシーソーに例えて考えて欲しいのですが、均衡を保っている(地面と平行)状態というのは、心が安定している状態です。
自分にとっての右がプラスの感情、左がマイナスの感情とすればどちらに傾いてもまた元に戻ろうとする力が作用するのですが、その原理は同じだということです。
質問:楽しいことをたくさんすればいいと言っているのに矛盾しないか
回答:悩みを抱える人のほとんどが、マイナスのことに対して意識を傾ける癖をもっているので、あえていつも楽しいことをしましょうと言っています。それが習慣になると安定する状態が理解できます。
読まれている人から難しいと言われるのは、僕に文章力がないせいだと思います。
これからも独りよがりな文章がたまに登場すると思いますが、もし判らないというときは是非、質問してください。
僕自身の勉強にもなりますので、よろしくお願いします。
質問は直接メールで!
300字小説 第56回
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『敬語』
「ごめんなさい。冗談です。ちょっと主婦業に疲れて、昔から仏像を観るのが好きだったので、来てみたの」
「そうだったんですか。でもちょっと残念だな・・・」
「どうして?」
「あなたぐらいの年齢の女性が、恋に破れて一人旅しているってすごくいいなって思って」
「もう恋愛を出来る年じゃないよ」
「恋をするのに年は関係ないよ。恋をしている女性はいくつでも魅力的だと思う」
正美の冗談からいつの間にかふたりの間に敬語がなくなっていた。
「お母さんぐらいの人でも好きになれるの?」
「外見はまったく関係なくて、その人の魂のようなものが、僕にとって魅力的に感じたら好きになるよ」
アゲハの口調から、経験したことがあるように感じられた。
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