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ホワイトハンズという障がい者の射精介助をしている団体の勉強会(ホワイトハンズ大学)への参加と脳性マヒのハンディを抱えながら本を書き、その印税で自分の理想とする障がい者自立支援施設(アンビシャス)を建てられた小山内美智子さんに会うために北海道へ行ってきました。

ホワイトハンズ大学では学生や介護施設を運営している方、大学の職員など男女合わせて13名ほどの参加でした。

僕はその中にあって少し場違いな感じもしましたが、代表の坂爪さんから仕事内容を聞かれていろいろアドバイスをいただきました。

3時間半の講義でしたが、内容が盛りだくさんでとても面白かったです。

ホワイトハンズの活動や障害者の性に関する支援団体の世界事情などの話の他にケーススタディとして障がい者と性に向き合う場面に自分が遭遇した場合にどうしますか?という問題も出されました。

3問あるうちの2問は自分が女性として遭遇している場合を想定して回答をするのですが、自分が本人だと想定しての回答と本人にアドバイスをする立場になったときの回答が違うということに気づきました。

例えば仲良くなった男性障がい者から自分は射精をしたことがないので、死ぬまでに一度だけでいいから経験してみたいと頼まれた場合、僕が言われた女性の立場なら誰にも迷惑をかけないなら男性の希望を叶えてあげてもいいと考えますが、そういった相談をもちかけられた女性からアドバイスを求められた場合は、簡単に答えることは出来ないとおもいます。

性に対する意識は同じ人間であっても環境や関わる人によって変わるということを実感しました。

あともうひとつの事例で自閉症の息子が職場で他の女性職員に対してセクハラ行為をして困っている母親から相談を受けた保健師の話がありました。

いろんな話を聞きながら自閉症の息子さんに射精の仕方などを教えて性的なストレスがたまらないように努力されていたのですが、その祖母から強制的にストップがかけられたという内容です。

この問題について諦めるか継続するかという問いでしたが、僕はこれに対する回答よりもセクハラ行為が起きる原因を本人の性的な欲求と直結させている考え方に疑問を抱きました。

痴漢や盗撮などの犯罪を起こす人たちは、性的な欲求を満たしたいという気持ちもあるかもしれませんが、それ以上に他の要因が原因である場合が多いような気がします。

また性欲が原因であってもそれ以上に興味をもてるものがあれば他人に迷惑をかけることも減少するはずです。

そういったことを思うと障がい者本人の問題よりも周りにいる支援者の意識も変えていくことが必要だと感じました。

小山内さんは、忙しい合間をぬって40分ほどお話を伺うことが出来ました。

背もたれがやたら長い車椅子に腰掛けておられて僕にはその背もたれが後光のように見えました。

お洒落な格好をされていることやニコニコ話されている姿と重なったせいか、観音様と話しているような時間を過ごしました。

多額の印税を寄付されて建てた施設ですが、理想の施設が出来ましたかという質問に対して、作ってみないと悪いところがわからないと言われました。

彼女にとってはまだまだ理想には程遠いようでした。

ただそれよりも障がい者自身がもっと逞しく生きて欲しいという気持ちが強いことが言葉の端々から伝わりました。

彼女の言葉で一番印象的だったのは、「体の障害はたいしたことではなく問題は心の障害」だと言われたことです。

障害を持つ多くの母親は子供がいくつになっても子供としてしか扱わないそうです。

子供のほうも親と接する時は子供の仮面をつけて接しているそうで本当の自分を出せずにいます。

あまり笑えない話ですが、親がなくなってから生まれ変わったように生き生きしだす障がい者もいるそうで、なんのために苦しい思いをして産み、育ててきたのかわからないような結果を招いています。

これは障がい者に限ったことではなく、自分の価値観を子供に押し付けている親は大勢いると思いますし、幸せを願うあまりに子供の可能性をつぶしている親もいることでしょう。

今回、北海道で障がい者についての問題を触れる機会を得ましたが、これは障がい者というカテゴリで考えるのではなく第一に人として考えるべき問題だということが確信できました。

障がい者の問題を考える人はまず「障害」から考えますが、「障害」という問題は一番最後に来る問題かもしれません。

男女
年齢
ハンデ

順番が逆になってしまうと本当に大切なものが見えなくなります。




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