娼年を読みました。

20歳の大学生が女性に体を売る話です。

彼は女性が経営する秘密クラブに所属し、オーナーからの連絡で仕事が始まります。

そこに所属してる娼夫は10代から20代の若い男性に限られているようです。

2004年の初版が発行されていてその当時から女性の潜在的ニーズを著者は感じていたのでしょう。

主人公のリョウは色のない人間です。

小説内では「普通」という言葉で表現されています。

リョウは相手をするお客のことを常に肯定的に捉えます。

色が無く思ったままのことを述べているのが肯定的に映るだけかもしれません。

その「普通」の少年が短期間でクラブのトップになります。

自然や整然とした庭園などを見て心が和むことと似ているのでしょうか。

お客が本当に求めているものは、彼を通して自分自身を確認する時間なのかもしれません。

「体を売る」という行為に過敏に反応する人たちがいます。

風俗で働く女性達の中にも少なからず負のイメージを持ち、

自分を貶めていると錯覚している人もいるはずです。

以前にも書きましたが、職業に優劣はつけられません。

価値のあるものは生き残り、そうでないものは自然と淘汰される。

資本主義の日本では、それが結論です。

あとは法律を破っていないかどうかだけの問題です。

主人公のリョウは様々な性癖を持った客を相手にするうちに

どんどん人間に興味を持つようになっていきます。

仕事の依頼を受け続けるのは、

目の前に与えられたジグソーパズルを

もくもくと完成させたいという気持ちに近いもののような気がします。


社会的な問題や有り余るほどのお金、

学生としての立場など様々な問題が山積みのはずが、

パズルを完成させることしか頭にないのです。


うらやましく感じました。


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