本当でしょうか?
というよりも3つに分けて挙げる事に意味があるのかと思っています。
この分類を肯定的に捉えるとすればこれらに共通するのは、「種の保存」だと思いますが、先進国の人々にとって種の保存は今やどうでもいいものになりつつあります。
人類が滅びる前兆かもしれません。
まあそんな先のことを心配してもしかたないので、今に目を向けてみるとある問題が浮上します。
自殺です。
「種の保存」という観点からするとあきらかに何かの欲求が満たされていない状況が原因です。
今から20年以上も前になりますが、本気で死にたいと思っていました。
実際未遂の未遂ぐらいのことはしたことがあります。
その時の思っていたのは、自分の存在意義についてです。
頭の中には生きていても仕方が無いという気持ちしかありませんでした。
自殺者は毎年3万人以上います。年齢や原因は様々かもしれませんが、共通することはその状況下で生きていることに価値を見出せないからだと思います。
自分の存在意義がわからなくなっていることが最大の原因であることは間違いないはずです。
存在意義を確認できる方法は、人から認められたり頼りにされたりすることだけだと思います。
自分の頭の中だけで解決しようとしても無理です。
命の電話を否定するつもりはありませんが、自分に価値があることが多少なりともわかっていて助けを求めたいと思っている人に効果があるのではないでしょうか。
価値自体がわからない人は、自分の悩みを人に相談したところで解決するとは思えませんし、まず相談しようとも思わないはずです。
価値を見いだせなくて死のうと思っている人に一番近い人が認めてあげたり頼ってあげることが、命をとどめるためのひとつの方法だと思います。
僕の場合は、2年間部屋から出ることが出来ずに死ぬことばかりを考えていましたが、その間毎日母親が仕事の合間をぬって食事を部屋の前に届けてくれていました。辛抱強くなにも強制することもなくただ1日もかかさずです。
ちょうどおなかの中に出来た子供のようです。
母親は僕を2回妊娠し、出産したこととなります。
長々と自殺について書いてきたのは、性欲が種の保存という位置づけではなくなったことにも原因があるのではないかと思ったからです。
人工的に子孫を残せる時代になってしまうと性欲というものはまた別の意味を持つこととなり、食欲や睡眠欲と同列に扱うことに違和感を覚えます。
今日本で必要とされている欲求は性欲よりも承認欲求のような社会的・心理的な欲求が重要ではないかと思います。
この考えは僕が性感マッサージ師としてさまざまな女性達の話を聞いてきた中で、やはり共通することとして自分を女性として認めてもらいたいという欲求が性欲をひとつのきっかけにしているだけに過ぎないような気がしているからです。
先日、性欲があまりに強すぎてそのことに対して精神的に悩んでいるという女性に施術させていただきました。
もし湧き上がる生理的欲求として性欲があるのであれば、一度の施術で納まるはずもなく逆に性欲が高まる可能性もあります。
またセックスレスで女性としての悦びを知らないまま終わりたくないという女性であってもその悦びを体験したことによって性にはまっていく人ばかりではないでしょう。
先日、テレビでアルコール依存症の女性達が閉鎖病棟に入院しているニュースを見ました。
性欲は、今や種の保存というよりもアルコールのような嗜好品としての扱いでも構わないのかなと思います。
アルコール依存症になった原因は、お酒が好きだったからでは無いはずです。
現実の自分から逃避したいと言う気持ちが一番だと思います。これも結局ある意味自殺です。
僕が今やっていることは、正直なところ彼女達にとってプラスになっているのかどうかわかりません。
ただ目の前で喜んでもらったり、後でお礼のメールをいただいたりすると間違いではないのかなとも思います。
答えは一生でないかもしれませんし、出す必要の無いものかも知れません。
奥が深くてもっともっと考えていくべき問題だということは確かです。
最近クーラーのつけっぱなしで体が痛いです。悲惨な生活の全貌は・・
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